竹塩は癌に効くのか?

竹塩は健康に良い成分ではありますが、癌には効くのでしょうか。

実際過去に竹塩の抗癌作用について調査した研究がいくつかあるようです。

今回は竹塩の癌への効果を紹介していきます。

竹塩により癌細胞の成長を抑制することができたとの主張

実際にいくつかの研究で竹塩の抗癌作用が確認されているようです。[1][2]その中の一つ[1]の研究の中身を簡単に説明します。

これらの研究では9回焼きの竹塩、3回焼きの竹塩、1回焼きの竹塩、韓国の海塩、精製塩を使い癌細胞の成長量を調べたようです。抗癌作用があれば癌細胞の成長は抑制できると仮説を置くことができます。

調査の結果、細胞の抑制を抑えられた順に9回焼きの竹塩(53%抑制)、3回焼きの竹塩(44%抑制)、1回焼きの竹塩(41%抑制)、韓国の海塩(22%抑制)、精製塩(18%抑制)となったようです。また1回焼きの竹塩でも40%以上抑制している一方、韓国の海塩と精製塩は20%前後の抑制となっているので、竹塩自体にこの研究の条件の場合、抗癌作用があると言えます。

竹塩は抗癌効果に優れたセレンが含まれているとの主張

こちらは仁山竹塩が発表しているパンフレット内の記載です。

北京繊維大学キム・ミョングァン教授は1992年から1年間竹塩の抗がん作用について研究した結果、竹塩はセレン(Se)という癌治療成分が微量に含まれていることを発見しました。セレンは「抗癌の王」くらいと呼ばれるくらい抗癌効果が期待できる成分ですが、研究によるとカドミウム、水銀、ヒ素などの化学毒性物質を抑制して浄化する作用があると判明したとのことです。

また竹塩が伝導率でも普通の塩よりも著しく低いことも発見しました。伝導率が低いということは竹塩が身体の中の細胞を透過しやすく、活性化しやすいということです。研究によると竹塩の伝導率は普通の塩の約60%程であったようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。竹塩の癌への効果を調査した研究はいくつかあって、特定の条件下であれば抗癌作用を示すことがあると発表されています。

しかし竹塩の癌への効果はまだまだ研究が途上段階です。すべての条件で竹塩が癌に効きますとは言えない状況です。癌になった場合やリスクがある場合はまずは病院の受診が必要です。

現段階で竹塩はあくまで健康補助の成分です。竹塩が癌に必ず効くとは必ずしも言えないということは気を付けておきましょう。

参考文献

[1](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23256441/)
[2](https://books.google.co.jp/books?id=vVuKP0hdoYkC&pg=PA558&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false)


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